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小池百合子に繋がる悪の連鎖!小池のトイプードル🐕 樋口高顕の悪行!2分でわかる【千代田区官製談合】

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2025/05/22 16:20

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🔸はじめに

住民を無視した再開発工事を強引に進める千代田区樋口高顕区長。

先日、千代田区は住民の方が3年間も夜通し木守りをしていたイチョウの木を騙し討ちでほとんど伐採してしまうという暴挙に出ました。

緊急ライブ 千代田区イチョウ伐採



後日、樋口区長は木守りしていた住民に対して嘘八百を並べたて非難する声明を発表しています。

小池百合子都知事と千代田区樋口高顕区長のツーショット

一方で、樋口高顕氏自身が取り立てて副区長に任命した人物が、深く関わっている疑惑のある千代田区官製談合事件については、ダンマリを決め込むどころか、組織ぐるみで隠蔽しようとしています!

このような状況の中で、FACTAや東京新聞など、一部のメディアでもこの千代田区の官製談合事件を報道するようになってきました。

今回はその千代田区官製談合事件を2分でわかるように概要をかいつまんでまとめましたので、ぜひご一読いただければと思います。

 

🔸2分でわかる千代田区官製談合


話は2017年の千代田区長選に遡る。

当時現職で5期目の再選に挑戦していた石川雅己前区長を小池百合子都知事が応援、一方で小池都知事と対立していた内田茂 自民党都議(都議会のドンと呼ばれていた)率いる東京都連は別の候補を擁立し対立。結局は石川前区長が5期目再選を果たすもしこりを残した。

その後、そのしこりが残った千代田区議会で、議会対策を担当していた元副区長山口正紀氏が、区議会運営を円滑に進めるため、嶋崎秀彦元自民党区議(のちにあっせん収賄罪容疑で逮捕)に対立していた自民党側との調整を依頼。依頼した理由は嶋崎元区議が都議会のドンである内田茂のイチの子分であったことであり、対立側との折衷を期待してのことであった。

調整の手段として、日本橋の個室のある料亭で密談が重ねられた。このときの密談に参加していたのが、山口元副区長、嶋崎元区議、そして現副区長の坂田融朗氏である。

密談は功を奏し、山口元副区長の目論見通り区議会は円滑に進むようになっていった。一方で調整役の島崎元区議は見返りとして、千代田区から入札情報を聞き出し、自身の支援者へ便宜を図るようになっていった。その嶋崎元区議からの情報漏洩窓口役を担当していたのが山口元副区長、張本人である。

2018年4月に人事異動があり、新しく担当部長になった吉村以津己氏(のちにあっせん収賄罪容疑で逮捕)へ、山口元副区長から嶋崎元区議への入札情報漏洩窓口を担当するよう直々に依頼があり、吉村氏は山口元副区長の求めに応じて嶋崎元区議に入札情報を漏洩するようになった。のちには吉村氏を通さず吉村氏後任の職員からも嶋崎区議へ入札情報を漏らすようになっていった。

2021年1月 
千代田区長選で樋口高顕氏が初当選。
樋口氏が区長就任後も嶋崎元区議による入札談合事件は続いていた。

2021年10月
千代田区長となった樋口高顕氏は、本事件の主犯格である山口元副区長や嶋崎元区議らと密談を重ねていた坂田融朗氏を副区長に任命する。

千代田区現副区長 坂田 融朗(さかた みちあき)氏

 

2024年1月
吉村氏と嶋崎元区議があっせん収賄罪容疑で逮捕される。

千代田区は「入札不正行為に関する調査及び再発防止対策検討委員会」を設置し、委員長に坂田融朗現副区長が就任。

前述した通り、入札談合の主犯格ともいえる山口元副区長、逮捕された嶋崎元区議らと密談を重ねてきた人物がこの坂田融朗氏だ。

その後、委員会は山口元副区長の関与は確認できなかったとする報告書を作成、公表。山口元副区長の関与をなかったことにしている。利害関係者が作った報告書なのだから、もちろんでっち上げの内容の報告書であることは疑いようもない。

2025年2月
千代田区議会議員岩田かずひと氏が検察で山口元副区長と嶋崎元区議の供述調書を確認。これにより、上述した前・現副区長の官製談合への関与が全て明らかになった。本件については東京新聞が詳細を報じた。

【独自】千代田区官製談合、幕引きに疑義 「発端は副区長」供述調書の精査で見つけた区の発表との相違点(東京新聞)



樋口高顕現区長が取り立てて副区長にまで任命してしまった人物が、実は「黒幕」の一味であったことが白日の元に晒されてしまったのだ。

その後、続報をFACTAが報じている。

経済秘話/千代田「区役所ぐるみ」汚職/前・現副区長こそ「悪の元凶」(FACTA ONLINE)



以下FACTA ONLINEからの引用
---
真実が明らかになることを恐れた樋口は「人権侵害」と反発し、区議会議長あてに抗議文を送りつけているが、笑止千万とはこのこと。副区長は無関係で区役所の組織ぐるみではなかったという落としどころで事なきを得ようとしていたところ、岩田区議がまさか供述調書を入手し真相を暴露するとは思いもよらなかったのだろう。自身が取り立てて来た坂田副区長が実は「悪」なのであった。樋口が「打ち消し」「隠蔽」に躍起にならざるをえないのだ。

---引用ここまで

樋口区長は本件の真相を隠蔽するために、同じ都民ファースト所属で自身の直属の部下と言っても過言ではない千代田区議会議員小野なりこ氏を区議会の官製談合再発防止委員会の委員長に据えて、真相究明を阻もうとしたことが窺える。

その再発防止員会委員長の都民ファースト小野なりこ氏が、議会中に議題とは全く関係のないインターネットを閲覧していた税金泥棒の千代田区議会議員白川司氏(自民党)と一緒になって、山口元副区長関与の証拠である検察での供述調書を再発防止委員会で採用させないようにしている。←イマココ

ちなみに、この都民ファースト所属小野なりこ氏については、区議になる前に千代田区の緑を守るという趣旨の市民団体の催しの司会を務めていたにもかかわらず、緑を破壊している都民ファーストの区議として立候補したということで、区民からは「裏切り者」と呼ばれているという証言を得ている。
都民ファースト 小野なりこ氏

 

なお、樋口区長はこの供述調書に対する東京新聞の取材に対し、
「資料は議会で受理されておらず確認できない。資料を前提とする質問には答えられない」として、取材を拒否している。

調書を区議会で資料として採用してしまえば、樋口区長が取材拒否の理由にあげた前提が崩れてしまう。

もちろんそれだけでは済まされない。山口元副区長の関与も認めざるを得ず、山口元副区長の関与をなかったことにしていた区の報告書がまるでデタラメだったということも白日の元に晒される。

そして一番追及されたくない点、自身が取り立てた坂田現副区長が悪の元凶であったということもバレると共に、実はそのことを最初から知っていた、その上で副区長に任命したのではないか、つまり実際は樋口区長も共犯ではなかったかという一番突かれたくない疑惑をも追及されることになってしまう。

だからこそ、樋口区長としてはどうあってもこの供述調書資料の採用を阻止したいのだろう。

森友事件のときに、安倍元首相が国会答弁で「私や妻が関係していたということになれば、それはもう間違いなく総理大臣も国会議員もやめる」という発言を受けて、財務官僚が公文書を改竄・廃棄した事件と構造はよく似ている。

検察の調書はれっきとした公文書である。行政が公文書を廃棄したり、自己都合のために採用させないようにするなどということは、国の根幹を揺るがす背信行為であり、そのような行為は決して許してはならない。

それにしても、これだけの事実・証拠が出揃っているにもかかわらず、山口元副区長の関与はなかったという明らかな嘘、いわゆる「無理ゲー」で押し通そうとしている千代田区がいかに腐敗しているかお分かりいただけるであろうか。

はたしてこんな嘘がまかり通る訳がないだろう。

樋口区長は、将棋でいえば必至、チェスでいえばチェックメイトの状態なのである。

もはやどうあがいても負けが確定している必至・チェックメイトの状態にもかかわらず、姑息な隠蔽工作で延命しようとしているのが千代田区樋口区政だ。

ゲームを終わらせられるかどうか、われわれの民主主義と報道のあり方が問われている。

 

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