大村氏の言及する、フルフォードが語っているという真相とは?
フルフォードとは、ジャーナリストで米経済紙「フォーブス」元アジア太平洋支局長のベンジャミン・フルフォード氏です。
ベンジャミン・フルフォード著書『暴かれた「闇の支配者」の正体』から、石井紘基さん殺害事件に関する記述箇所を引用させていただきます。
以下引用 ーーーー
以下に今までに明らかになっている不自然な点を列挙する。
①石井議員は殺される前、車で執拗な尾行を受けていた。しかし、伊藤白水は車を持っていない。
少なくとも、誰か協力者がいた事は確実なのに、検察は単独犯ということにこだわった。これはあまりにも不自然だ。
伊藤が代表を務める「守皇塾」は、構成員が伊藤本人しかいない実体のない組織である。右翼の子分である事は考えられない。この協力者は誰なのかを特定することが事件の全容解明するカギになる。
②伊藤本人が単独犯であることを否定しだしている。伊藤は、家族に宛てた手紙の中で「まわりに(石井議員を殺すように仕向けられたのかもしれない」と書いている。
しかしこの事実は全く黙殺されたままだ。
③家族は事件の前から周辺に不審な影がちらついていることに気がついていた。死の2日前、石井議員は「何者かにリンチにあった様子で帰ってきた」という。
④事件発生現場でのこと。運転手が刺されて倒れている石井議員のそばで、しゃがみ込んで携帯電話を使い、誰かと話している姿が目撃されている。
本人は自動車電話で車両部と話していたと主張しているが、目撃情報と食い違っている。また、石井議員を搬送する救急車に妻・ナターシャさんの同乗がなぜか拒否された。
⑤石井議員が所持していた手帳と鞄に入れていたさまざまな資料が、押収品目録から消されていた。遺族は警察に再調査を要求したが、これも黙殺されたままである。
⑥殺害される直前、石井議員はナターシャさんに「日本がひっくり返るほど重大なことを発表する」と語っていた。
警察が押収品目録に載せていない鞄の中にはその重要資料が入っていたといわれている。これも所在不明である。
「日本がひっくり返るほど重大なこと」とは何か。石井議員は以前から自民党政権のタブーに踏み込み、国会で鋭い質問し、メディアで発言してきた。肝心の資料が行方不明(おそらく、特定勢力の手に落ちたのだと思う)になっているのが残念だが、私の調査の結果では、次のどれかである事は確実だ。
第一の可能性は、りそな銀行の経営問題。
第二に警察のパチンコ裏金。
第三に整理回収機構の不良債権処理問題。1億円の抵当物件を100万円で特定の人間に投げ売りしていた事実を石井は掴んでいた。
ーーーー引用ここまで
検察、裁判所は実行犯とされる石井白水の単独犯として、強引に幕引きを計りました。
この時点で検察、裁判所も買収されていたと考えるのが自然です。
犯人が殺害を依頼されたと自供しても、再審すらも開かれない理由がここにあります。
これらが事実とすれば、まさに警察、検察、裁判所をも巻き込んだ国家ぐるみの犯罪です。
石井紘基さんは、政官財の癒着を、鉄のトライアングルという形で言い表しました。
しかし実態は、トライアングルどころではなかったのです。
政治(政党)、官僚、財界(経済界)、宗教、暴力団、銀行(金融資本)、警察、検察、裁判所。
石井紘基さん事件には、これら全てが絡んでいます。
政官財の三角形どころではない、これらの九つの要素、まさに国家ぐるみで起こされた犯罪が、石井紘基さん事件だったのです。
日刊ベリタが、事件発生の三年後に、石井紘基さんのカバンに入っていたはずの書類は、国策会社「整理回収機構(RCC)」をめぐる不正を示すものだったとの証言があったことを暴露しています。
これはベンジャミン・フルフォード氏分析の、第三の可能性と一致しています。
「消えた書類」は整理回収機構の不正関連 石井紘基氏刺殺事件で金融専門家が証言 当日「国会質問の最終準備を予定」
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200512221748334
このRCCをめぐる不正については、山田洋行という会社が浮かび上がってきます。
防衛省震撼「山田洋行」の闇
https://facta.co.jp/article/200706020.html
この整理回収機構と防衛汚職事件が「山田洋行」でつながっています。
山田洋行の背後には、日米安保利権と、防衛装備品調達を陰で操る政官業の癒着構造、そしてメガバンクによる不良債権処理のダミー役として暗躍していた金融事件が存在していたという情報もあります。
そして、この汚職事件の数年前に、石井紘基さんが暴いたものが、まさに防衛庁背任事件だったわけです。
いずれにせよ、石井紘基さんが亡くなられたことで、日本にはびこっている、これらの九角形で構成される利権構造の解明は20年もの間止まってしまいました。
その遺志を引き継いで、この複雑に絡み合った利権構造を白日のもとに晒すメディアがTTBジャーナルです。
今回の大村けいすけさんとの対談はライブ配信です!リアルタイムの完全ノーカット配信ですから、視聴者様からの質問にもお答えできます。ぜひリアルタイムでご参加ください。
いったいどのような展開になるのか、果たして真相に近づくことができるのか!?
ライブ配信は9月5日(月)20時から、以下のURLより行います!
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